演奏会概要 | 古楽器によるヘンデル「メサイア」帯広演奏会 2017

古楽器によるヘンデル「メサイア」帯広演奏会

詳細- Ditails -

  • 日時 2017年10月22日(日)14:00開場

  • 会場 帯広市民文化ホール 大ホールMAP

  • 主催 ヘンデル「メサイア」帯広演奏会実行委員会・
    とかちコーロメサイア・
    帯広市教育委員会・
    (一財)帯広市文化スポーツ振興財団・
    帯広市民劇場運営委員会

  • 詳細 演奏会チラシ▶︎

出演者- Performer -

  • 合唱 とかち コーロ メサイア

  • 指揮 作間 令子

  • 演奏 コレギウム・ムジクム・テレマン

    ※テレマン室内管弦楽団が古楽器を使用する際の名称

  • ソプラノ 中丸 三千繪

  • アルト 駒ヶ嶺 ゆかり

  • テノール 樋口 達哉

  • バス 中原 聡章

その他コンサートのご案内

高田 泰治チェンバロリサイタル- Ditails -

  • 出演 高田 泰治

  • 日時 2017年10月23日(月)18:30開場

  • 会場 帯広市民文化ホール 小ホールMAP

  • 主催 ヘンデル「メサイア」帯広演奏会実行委員会・
    とかちコーロメサイア・
    帯広市教育委員会・
    (一財)帯広市文化スポーツ振興財団

  • 曲目 バッハ フランス組曲第5番/イタリア協奏曲他

  • 詳細 演奏会チラシ▶︎

  • チケット 大人 2,000- 高校生以下 1,000-
    ※メサイアチケットとの通し券もあります

木管五重奏が語る音楽物語「ピーターと狼」- Ditails -

  • 出演 駒ヶ嶺 ゆかり

  • 日時 2017年10月20日(金)18:00開場

  • 会場 帯広市民文化ホール 小ホールMAP

  • 主催 ヘンデル「メサイア」帯広演奏会実行委員会・
    とかちコーロメサイア・
    帯広市教育委員会・
    (一財)帯広市文化スポーツ振興財団

  • 詳細 演奏会チラシ▶︎

  • チケット 入場無料

ヘンデル「メサイア」について

ヘンデル「メサイア」について- Georg Friedrich Handel "Messiah" -

「メサイア」というのはヘブライ語の「メシア」の英語読みで、「神から選ばれた支配者、悩める者の解放者」を意味し、「救世主」とも訳される。ヘンデルの代表曲ともいえるこの「メサイア」は深い宗教的感動のゆえに、クリスマスの時期になると世界中で演奏される機会の多い曲である。

曲は3部に分けられ、第1部では「予言とキリストの誕生」、第2部では「受難と贖罪」、第3部では「復活と永遠の生命」を描き出す。内容はキリストの一生を描くよりも、むしろ全人類の救い主としてのキリストの存在を訴えかけている。歌詞はヘンデルの友人のジェネンズが聖書の有名な詩句を抜き出したもので、後年ヘンデルは英国に帰化しているため歌詞は英語になっている。

このオラトリオは教会での礼拝のためのものではなく、劇場で演奏されることを目的としている。イエス・キリストの生涯を題材として、独唱、重唱、合唱、レチタティーヴォを交互させて進行するこの音楽は、偉大な宗教音楽ではあるが、バッハのオラトリオや受難曲のような教会音楽ではなく、教会という場を越えた、全人類の普遍的な音楽であると言えよう。

初演は1741年、英国のダブリンの音楽堂でヘンデル自身の指揮によって行われ、聴衆に深い感動を与え、新聞で絶賛された。ロンドン初演は2年後の1743年、ロンドンの国王ジョージ2世の前で初めて演奏された。その際、「ハレルヤ・コーラス」の部分で感動したジョージ2世が立ち上がって拍手を送り、聴衆もそれにならって立ち上がり拍手を送った。少し前まで「メサイア」の演奏会では、「ハレルヤ・コーラス」の部分では観衆が立ち上がり、出演者に惜しみないスタンディング・オベーションが送る習慣があったが、これが起こりとされている。

メサイアの編成についてはヘンデル自身もしばしば書き直していたり、また彼の死後、モーツァルトをはじめ、メンデルスゾーン、フランツ、プラウトなどが編曲したものなど、さまざまな修正版の楽譜があるために、決定稿といわれるものはないといわれているが、なかでは原譜にもっとも近いといわれる「ベーレンライター原典版」の人気が多いようである。



第1部- 預言とキリストの誕生 -

全体にあかるくおだやかな気分が支配している。 第1曲の管弦楽で演奏される「序曲」は「メサイア」全曲への序となっている。 第12曲の合唱、「ひとりのみどりごはわれらのために生まれり」はキリストの誕生を喜ぶ歓喜の合唱である。 第20曲は短いレチタティーヴォに続いてソプラノの有名なアリア「主は牧者のようにその群れをやしない」を歌う。

第2部- 受難と贖罪 -

第1部とは対照的に劇的な要素が多く、宗教的にも最も感動的な部分である。23曲中11曲が合唱で歌われる。 第23曲は「彼はあなどられて人に捨てられ」はヘンデルが泣きながら作曲したといわれる最も感動的のアリアである。 第33曲は「門よ、こうべをあげよ」は冥府に落ちたキリストの魂が復活するための城門を開ける有名な合唱である。 第2部の最後に歌われる、第44曲の「ハレルヤ・コーラス」は全曲中の圧巻で、この曲だけ単独に演奏されることも多い。鉄槌によって主の栄光が再び地上を照らした後の、主の栄光の国の訪れを賛美している。

第3部- 復活と永遠の生命 -

第45曲の「わたしは知る,わたしをあがなう者は生きておられる」はキリスト「復活」への信仰が美しいソプラノのアリアで歌いあげられる。最後の第53曲は「ほふられた小羊こそは・・・」で始まる有名な「アーメン・コーラス」である。ヘンデルの合唱フーガの典型で、大曲を閉じるにふさわしい雄大な規模を持っている。

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