ソプラノのパートチーフは「2人で1人分の仕事」という約束でお役目を引き受けて下さった
若手の2人です。濱野+山上で「濱上さん」と呼んでいます


第10号より (2000年5月30日発行)

濱野 文栄さん(ソプラノ)  「パートチーフになりました。」

皆さん、こんにちは。ソプラノのパートチーフ「濱上」のかたわれの濱野です。

 今回は縁あって、パートチーフをさせていただくことになりました。パートチーフってどんな仕事???実は・‥、私もよくわかっていませんが、困っている人を見るとほっておけない性分なので、依頼があった時、ついつい首をたてにふってしまいました(笑)。主に、連絡係りや衣装係の仕事をすることになりそうです。

私とモツレクの出合いは、大学の音楽鑑賞の講義のなかでした。毎時間、映画「アマデウス」をもとに教授が曲の説明をして、生徒は感想を書き綴っていました。この頃は、まさか将来自分が歌う機会があるとは思ってもいなかったので、レポートはかなり適当でした。でも、映画自体は気に入つていたので、その後ビデオを繰り返し見ていました。

 さて、そんな私も聴衆から演奏する側へと立場が変わって、前回のお正月、神奈川の実家に帰省していたとさのことです。声を出すことはなくても、レクイエムのCDを繰り返しかけて聴いていました。あるとき、家族が出かけたのを見計らって、楽譜を取り出し、久しぶりに声を出して気持ちよく(?)練習しました。ふと、気配を感じて後ろを振り返ると、出かけたはずの妹が呆然として立っているではありませんか。

 「お姉ちゃん‥・なにやっているの・・・」
  「ん−、毎日CDかけてたっしょ。あの歌の練習。」
   「あれって歌だったの。それに全然似てないよ。」

 そりゃ−ね−、合唱だからね−、一人だけで歌ってたんじゃわからないかもね−。と自分に言い聞かせたながらもショックでした。その後、練習はさぼらんぞと意志を囲めたのは言うまでもありません(といいつつ、忙しさにかまけて休むこともありますが)。

みなさんの役に立てるよう頑張りたいと思います。ニコニコしていて態度のでかそうな人物がいたら、それが私です。よろしくお見知り置きお願いします。






第10号より (2000年5月30日発行)

山上満紀子さん(ソプラノ)  「パートチーフになりました」

 突然、モツレク実行委員会の万からお声がかかり・‥パートチーフをやることになりました「濱上」のかたわれ、山上です。
 約150人の大所帯の中、皆様のお手伝いを少しでもできること、とてもうれしく思っています。主に衣装の相談を承りますので、今年の12月10日までの限定ということで、私の存在を覚えてくださいませ。只事、恋の相談、人生相談も承っていますので、遠慮なく相談に来てください。お待ちしています。

 ここで私の簡単な紹介をさせていただきます。現在、広陽小学校で2年生40人の担任をしています。こう見えても花の25歳、学校の先生です。モツレク練習中、ソプラノの後ろの方から「大きな笑い声」が・・・そう、それがまぎれもなく私です。私にとって、大きな声で笑うというのは、健康を保つ上で欠かすことのできないものです。諺に「笑う門には福来たり」とあります。笑うと本当に、気持ちにゆとりができます。私の場合、福のかわりに服(衣装担当なので・‥)が本当に来ました。今度は、服ではなく福を呼びたいものです(笑)。

 くだらないことを書いてすみません。ためになることをたくさん書いてある「モツレクさんぽみち」にふさわしくないと思いますが、こんな人間もモツレクメンバーだということを覚えておいて下さったら光栄です。12月10日まで、熱く、楽しく、真剣に頑張りましょう!!




第17号より (2000年7月18日発行)

西本恵美さん(ソプラノ)       「モツレクとの闘い」
 
 モーツアルトのレクイエム=モツレク

 舌がもつれる(・・・・)ほどテンポが早く、言葉の意味を理解するのもままならず、最初の2・3ヶ月の練習は、私にとって苦痛でした。と言ってもゴメンナサイ、あまり練習に参加できなかったのですが…
  
 ところが冬の夜。
練習テープを聴き終えてCDラジカセの電源を切り、もっと練習しなければ、と思いつつ何気にテレビをつけて見ていると、突然モツレクのメロディーが流れるではありませんか!その正体は、グリコの「小枝」のCMでした。「Dies irae! Dies illa!」と。
 こ、こんなところにこの曲がBGMで使われるなんて、驚嘆感動したのです。
 いやーミレニアムモツレク演奏会に参加しているからこそ、このCMの曲がなんなのかわかったし、本番は1年後だと妙な余裕感を持っていてはダメだと感じました。
 
  本番まで6ヶ月をきり、その間に苦痛の対象だった一曲一曲を練習で楽しめるようになり、6月20日にはソリストの方の素晴らしい歌声と共に練習できて、よそ見をしていたら『光陰矢の如し』あっという間に本番がきそうです。しっかりと練習中に指導されたことを吸収していきたいです。
 作間先生を初め、植地さん、小平先生、それぞれ充実した指導は私を惹きつけます。
 本番当日は、ここにいる皆さんと、雪をも溶かすような熱い大合唱を響かせたいです。

 



第17号より (2000年7月18日発行)

船戸麻里さん(ソプラノ&練習ピアニスト)   「モツレクへの想い」

  5月より、練習伴奏をさせていただいています、ソプラノ兼の船戸麻里です。実は私も“死ぬまでに一度でいいから、モツレクを歌ってみたい”と思っていた一人でした。この企画の話を聞いたときは、「何がなんでも歌いに行きたい」という一念で、練習が始まる時期までには、絶対に「断乳するぞ!!」(そのとき、娘は9ヶ月)と。変な決心をしました。

 合唱の歌い手としての楽しさを初めて知ったのは、ヴェルディの「レクイエム」を歌ったときのことです。張り詰めた空気の中でのオケとの練習、本番のあの空気は、ステージに上った者にだけ味わえる表現し難い快感でした。150余名もの声が創り上げる、「アマデウス合唱団」のステージは、どのような演奏になるのか、今から不安と楽しみでいっぱいです。

 「モツレク」では、練習伴奏とソプラノと、両方という貴重な経験をさせていただいています。ピアノの前にいる私は、「そこの音、下がっていますねー」という顔でいるように見えるかもしれませんが、いざ、先生のほうを向いて、立っているときは「わかっちゃいるけどピッチが…」という状態です。ソプラノの皆さん、共に頑張りましょう。休み時間など、音やリズムの確認がありましたら、お気軽にピアノの所へいらしてください。人との出会い、ふれあいも、合唱をする私の大きな喜びの一つです。

 最後になりましたが、実行委員の皆さん、モツレクを歌う機会を作っていただき、ありがとうございます。本番まで、(打ち上げまで!?)よろしくお願いします。